安全な農水産物を取り入れた地産地消の推進

         

どんな食材を使用するか。「食」を総合的に考える上で、最も重要なキーワードになります。今後の食生活の未来を展望するとき、食料・環境・資源に係る諸問題が更に深刻になっていく事が見通されます。これらの問題に対応していくために、私どもは、食料生産の持続的発展を可能にする環境創造と資源再生型の生産及び、その様な「食」スタイルが実践されなければならないと考えます。素材として美味しい事はもちろん、その安全性や鮮度にも、徹底的にこだわります。県内には、独自の地域文化と風土が伝統的に確立されています。淡路島を含めた穏やかな瀬戸内地方から厳冬の日本海には様々な海産物が溢れ、内陸部や山間部に目を向けると、山の幸が豊富な但馬、丹波篠山、三田エリアから新鮮野菜に神戸ビーフ。今でこそスーパーやデパートに行けば、あらゆる食材が手に入るようになりましたが、本来食材には手に入る時期 "旬" があります。私どもはこの "旬"にこだわり、美味しい物を美味しい時期に食べて頂くよう心がけ、農水産物の活性化、並びに生産者と家庭を結ぶ新たな地域連携社会の構築が重要になると考え、四季の移り変わりを感じてもらうよう、地産地消の推進と郷土料理の推進を図っていきたいと考えています。

         


健康食のキーワード

①ご飯は五分づき米で、キビや粟などの雑穀を入れて炊く

②味噌汁は一年以上発酵させた味噌を使い、だしは天然のもの

③添加物の少ないぬか漬けを毎食用意する

④季節の旬の野菜を使った和え物、お浸し、煮物、炒め物などの和風料理を出す

⑤魚料理では、養殖ものは避け、天然の安い魚を使い、焼き魚、煮魚、刺身などにして出す

⑥食事に添えるお茶は完熟の番茶にする


食生活改善の十ヵ条

①ご飯をきちんと食べる

②発酵食品を常に食べる

③パンの常食はやめる

④液体でカロリーを摂らない

⑤未精製のご飯を食べる

⑥副食は季節の野菜を中心に

⑦動物性食品は魚介類を中心に

⑧砂糖、油の摂り過ぎに注意する

⑨出来る限り安全な食品を選ぶ

⑩食事はゆっくりと良く噛んで食べる